昨年7月から続けている、新潟市秋葉区小須戸にある農産物販売施設「うららこすど」の敷地内の花壇の公開栽培試験、10月11日の記録です。挿し芽箱でのスギゴケ栽培ですが、試験開始から1年4か月が経ちました。
基本的に、灌水も、雑草処理もしていません。何もせず、自然のまま、観察を続けています。
さし芽箱のスギゴケのサンプルを写真に撮りました。1年目の茎葉部分は枯れ始めています。今年伸長した緑葉部分は3センチ程度です。仮根部は、今回は観察していません。
スギゴケの栽培はこんな具合に、長時間を掛けてコロニーを育てます。本来はスギゴケが生える環境ではない場所に、スギゴケを育てようとすることが容易ではないことがお分かりだと思います。
スギゴケの生態を明らかにする観察は、4年くらい掛かると思います。まだまだ、観察は続きます。
次回は仮根部の生育状態を観察して報告します。
By 苔神