2011年3月28日に苔の種を播きました。
2021年8月24日、11月4日、2021年2月1日の観察です。前回の観察(2014年5月7日)から約7年経ちます。まだ時折り雪が降り、気温は最高で8℃、最低で-4℃くらいの気候です。つい最近まで雪の下になっていましたが、ここ数日で雪が解け、観察できるようになりました。
2020年8月24日 観察
2020年11月2日 観察
2021年2月1日 観察
苔は長期間にわたって、少しずつ成長して行く植物です。種を播いて2年間育てて、ようやく健全な苗に成長しますが、その後の成長でも様々な変化をしながら生き続けます。
2011年にプランターにハイゴケ、ウマスギゴケの混合の種を播種しました。およそ半年で発芽繁殖し、2年ほどで定着してコロニー形成をします。ハイゴケは育てやすいのですが、ウマスギゴケはハイゴケの中から遅れて育って来ます。3年目以降、徐々にコロニーが盛り上がって行き、10年目にはほぼ3倍ほどの盛り上がりを形成するようになりました。
長期間、観察を続けていると、苔の生命体の未だに知られていないものを感じることがあります。それが何なのかは、さらに観察し続けないと見えてこないのでしょう。 By 苔神