001 ギンゴケ栽培
ギンゴケです。Bryum argenteum Hedw.
ハリガネゴケ科のギンゴケは都会にも生息する見慣れたコケですが、意外に生態は知られていません。コンクリートの駐車場やブロック塀の下などに生えていますが、野や山にはほとんど見られません。コンクリートの上に見るだけで、土の上で生息するのを、見たことがありません。
手に取ってよく見ると、きれいなコケです。
このギンゴケを栽培して見ました。
2012年11月13日に、苔の種を播きました。小さな植木鉢です。室内の明るい窓辺に置き、土の表面が乾き始めたら霧吹きで水をやりました。
2013年2月に初発芽を見ました。それ以前に土の表面に緑色の原糸体の膜が広がりました。
2013年3月11日、播種から4ヶ月、小さな丸みを帯びた芽がたくさん発生して来ました。あまり小さいので写真では分かりにくいのですが、無数の発芽が成長して来ています。
今後も、継続してギンゴケの成長の様子をお伝えします。
by 苔神