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苔の研究レポート

014 白駒の池のコセイタカスギゴケ

 10月7日、北八ヶ岳の白駒の池に行ってきました。
 長野県茅野市から国道299号線を走り蓼科高原を抜けて、麦草峠を越えた先、標高2100mを超える高地にあります。
白駒の池入り口駐車場に車を止め、コメツガやシラビソの森に踏み込むと、そこは一面の苔に覆われた樹林でした。
 
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 白駒の池の周辺には「苔の森」と名付けられた苔の生息地帯があり、「北八ヶ岳苔の会」によって保護されています。(写真の旗をご覧ください)「北八ヶ岳苔の会」は青苔荘、白駒荘、高見石小屋、麦草ヒュッテ、南佐久北部森林組合が中心になって2010年に結成された自然保護団体です。年に数回、苔の観察会や苔の写真展などを実施しているようです。
 苔神は辺り一面の苔にくぎ付けになりました。コセイタカスギゴケの一面の群落やセイタカスギゴケ、フウリンゴケ、カモジゴケ(タカネカモジ?)など、数えきれないくらいの種類の苔が次から次へと目に飛び込んできて、感嘆、しきりでした。
もちろん、採集はできませんから、たくさん写真を撮りました。時間があっという間に過ぎて、青苔荘を往復しただけで帰って来ましたが、次に行くときはたっぷりと時間をかけて行きたい所です。

 By 苔神