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苔の研究レポート

013花こけ玉の制作体験会

 3月17日(土)、イーヒルズ河渡住宅展のイベント会場で、花こけ玉の制作体験会が行われました。
 
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 材料の花苗はミニバラとカランコエ。
 花苗を普通のこけ玉に仕立てるのは結構難しいものです。花苗の根は柔らかいひげ根が多く、培土も柔らかいものが多いので、根鉢を丸める時に、培土が締まって根を痛めやすいからです。コケを巻くときにも根鉢を締め付けてしまいます。
 皿に乗せてそだてる時、過湿になり根腐れを起こしやすくなります。
 苔神の花こけ玉は鉢構造のこけ玉に仕立て、コケは底面給水の無土栽培、花苗は植木鉢構造になっていますから、花苗と苔との給水が分離されています。従って、花苗の培土は柔らかいままですし、花苗の給水は底に抜けて根腐れを起こすこともありません。底に抜けた水は皿に溜まり、コケに給水します。
 花苗を枯らさないように水やりを心がけるだけで、苔も育ってくれます。後は明るい場所に置くだけです。
 鉢にコケを巻きつけるのも、植木鉢に巻くので苗を傷める心配がありませんから、初めての方や子供にも簡単に作ることが出来ます。
 制作体験会場では、花こけ玉を一人、15分くらいで作りました。
 3月25日(日)にも体験会があります。無料で体験できますから、気軽に参加して下さい。もちろん、作った花こけ玉はお持ち帰りです。
  By 苔神