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苔の研究レポート

015 タチゴケとコスギゴケ

 5月15日、田上町地内で観察しました。タチゴケとコスギゴケです。
 どちらも、明るい斜面にコロニーを作っています。
 
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 見分ける時は、葉を観察します。葉がやや薄く、横じわが見えるのがタチゴケです。また、タチゴケ、コスギゴケともに、乾くと葉が激しく巻き込むように縮れるのが特徴です。
 どちらも土中に仮根層を発達させています。また、旧株の根元の仮根層から、新株が発生しているのが観察で分かります。
 コスギゴケの旧株を見ると、1年ごとの成長の痕跡が見られます。根元に近い部分はすでに枯れて土壌化が始まっています。しかし、新株は一気に旧株の茎高まで伸びています。スギゴケにみられる特徴的な生態です。

 By 苔神