2011年3月にスギゴケの苗の移植試験を開始しました。№013、№019に続けてレポートしています。
観察は2013年10月17日、試験開始から2年7ヶ月経過しています。一面、雑草に覆われていますが、雑草は栽培ケースの外側に生えていて、ケース内に雑草はほとんどありません。
移植したスギゴケの様子は、山砂で倒伏枯死の株が目立ちます。畑土でも少し倒伏した跡が見られます。
赤土、ピートモス、黒土は、全体的に株が旺盛に成長しています。バークではスギゴケがほとんど消滅し、ハイゴケに覆われています。
現在までの所、黒土がスギゴケの移植に適している結果となっています。しかし、スギゴケの場合は、移植から4年目くらいまでが、様々な問題が起きる期間と考えられますので、まだまだ結論をまとめるわけにはいかないと考えています。
By 苔神