11月13日、鹿児島県の風呂谷信子会員がこけ玉インストラクター養成講座を受講するために新潟を訪れました。
13日はフィールドワークでコケの観察とサンプル採取、コケの栽培実習、こけ玉の糸巻き実習をこなし、14日は一日をかけて、こけ玉づくりの技術実習を受講し、2日間の講座を終え、インストラクターの修了証を授与されました。
↑実習作品を前にして ↑苔神の圃場でコケの栽培実習
↑こけ玉制作実習 ↑布こけ玉 ↑鉢こけ玉
↑ザルこけ玉 ↑布こけ玉 ↑ポットこけ玉
日本苔技術協会の指導するこけ玉は、植物の根鉢を、ケト土に代えて布で巻く技術です。ケト土やミズゴケで制作したこけ玉は、潅水や雨で内部の土が流失し、玉の形状が変形するだけでなく、植物を弱らせてしまいます。また、根鉢を丸める際に、強く握ると土が固く締まり、植物の根を傷める原因になります。布でくるんでつくるこけ玉は土を柔らかい状態で固定し、さらには土の流失を防いでくれます。
こけ玉インストラクター養成講座では、鉢やポットをこけ玉に仕立てる技術と、ザルを使ったこけ玉づくりの技術をマスターします。
鉢やポットをこけ玉に仕立てると、こけ玉と植物を分離したこけ玉が作れます。サボテンのような植物とコケは、水やりを分離して育てなければなりません。分離することで、植物の植え替えをすることもできます。また、ザルを使用したこけ玉は、大きな玉を簡単に制作することができます。
これらのこけ玉は、特許技術が含まれており、インストラクターの資格を保持する人にのみ、使用許諾が与えられています。 By 苔神