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苔の研究レポート

017_苔の質問と応答 威徳寺

 2015年三月上旬、新潟市西区にある威徳寺にスナゴケ(和名:エゾスナゴケ、学名:Racomitrium japonicum Dozy & Molk.)を使った石庭が作られました。その後、2018年12月に経過(№16)を報告しました。
 しばらく報告していませんでしたが、今回、2019年5月、2019年12月、2020年5月の状況をまとめて報告致します。

 2019年5月12日 観察(施工後4年2ヵ月経過)
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 2019年12月11日 観察(施工後4年9ヵ月経過)
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 2020年7月26日 観察(施工後5年4ヵ月経過)
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 5年の間にすっかりエゾスナゴケは定着しています。さらには三尊石の周囲にウマスギゴケが自然繁殖しています。本来はウマスギゴケの生息環境ではなかったものが、エゾスナゴケの繁殖によって環境が変化し、ウマスギゴケが生息しやすくなったものと考えます。苔には環境を変える働きがあると、長期間の観察によって気が付くことができます。                 by 苔神